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オリジナリティあるチラシ制作に役立つ!?無料アプリ「Adobe Capture」

チラシ制作をしている中で「オリジナリティあるイラスト」や、「癖のある手書き書体」のデザインを求められることもしばしば。

弊社の場合、PhotoshopやIllustratorなどを使用して写真やイラスト素材を編集・加工する機会も多いのですが、JPEGやPNGのデータを編集・加工する場合、変換しなければならない工程が発生するため、時間のコストがかかる場合があるのですが、そんな時にぜひオススメしたいのが、今回ご紹介する「Adobe Capture」です。

今回は無料で使用できる範囲でご紹介致しますが、デザイナーの方にとっても便利なアプリとなりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

Adobe Captureとは

「Adobe Capture」とは、Adobe社が配布しているiPhone・iPad・Android端末用アプリです。

Adobe Captureの詳細はこちらから

主に、写真やイラストなどをベクター素材に変換することができる他、写真の色を抽出することやフォント判別なども可能です。

 

※フリーのベクター素材を使用する場合は過去に関連記事がありますのでこちらの記事をご覧ください。

【時間が無い時こそ役に立つ】ベクター素材フリーサイト5選

アプリを使用して素材をライブラリに出したら、Adobe Creative Cloudの機能を使用してIllustrator・Photoshopで開けますので、そのまま作業することができます。
すでにベクターデータとして取り込まれているので編集作業が簡単ですので、作業効率アップにもつながります。

Adobe Captureで特に大活躍する機能をご紹介!

先述でもご紹介しましたが、写真やイラストをベクター素材に変換することができ、写真の色を抽出や、フォント判別なども可能なのでとても便利なアプリです。

その機能や、使い方などご紹介します。

シェイプ機能

まず、はじめに便利な機能として「シェイプ機能」になります。いらないシェイプを削除して必要なものを結合させることや、素材の色や大きさ、形の変更も簡単に行うことができます。
以下では手書きイラストを使用して解説していますが、写真素材ももちろん利用可能です。

簡単なロゴ作成などであればIllustratorやPhotoshopを起動しなくても、スマートフォン上で作業を完結することも可能な便利機能です。

【使い方】

手書きで書いた、文字やイラストを「Adobe Capture」を起動して「シェイプ」で撮影

 

撮影した物を、SVGに変換したものを、Illustratorを使用してみると大きめのサイズで取り込む事ができました。

また、パスが思った以上にしっかりついてるので、色を変更することも簡単になり、世界に一つだけの手書き文字をつかったデザインも可能になるという訳です。

パスが付いてますので、通常のフォントと合わせて使用しても良い味のデザインがだせます。

例えば下記の画像を御覧ください。

こんな感じでパスをつけた文字を上手く当て込むことが出来ました。

 

カラー機能

「カラー機能」は、自由にカラーパレットを作成することができます。
例えばある被写体に含まれるカラーを使用したい場合や、数値が知りたい場合などにとにかく便利な機能となります。

もちろんアプリ内に取り込んで、PhotoshopやIllustratorなどで展開もできるので簡単に使用することが可能です。

【使い方】

「Adobe Capture」を起動して、「カラー」で対象物を撮影

撮影した物は色のカラーの数値が分かるので、色調整など見本に近づけたい時にはかなり便利です。

画像はRGBの数値ですが、もちろんCMYKの数値も確認することが可能です。

文字機能

「文字機能」は、撮影したフォントが、何のフォントを使用しているかが分かる機能になります。

弊社でもよくあるのですが、「タイトルのフォントを見本と同じようなフォントを使用してください。」というような注文もあるのですが

この機能を使用すれば、保存してあるフォントを探す必要もないのです。

更にすごいのが、対象のフォントをタップして選択することで、なんと文字サイズやカーニング調整などといった編集が行えます。

【使い方】

「Adobe Capture」を起動して、「文字」で対象物のテキストを撮影

そうすると、撮影したフォントに近い候補がいくつかでてきます。

更に、対象のフォントをタップして選択することで、文字サイズやカーニング調整などの編集も可能になります。

 

更に便利なのがAdobe Fontとリンクしているということです。

PC・スマホ共にAdobe Creative Crowd(CC)アカウントにログインしていて、なおかつ探し当てたフォントがAdobe Fontに存在するものであれば、PCで立ち上げたPhotoshopやIllustrator上でも使用できるので、現場のデザイナーに同様のフォントをそのまま使ってもらえ、成果物のイメージや工程もずっと近づけられるのです。

 

まとめ

「Adobe Capture」を使用すれば、シンプルな写真やイラストなどであればアプリひとつで作業可能です。ラフ段階のデザインをデータ化して確認することもできるため、普段の業務内でもおおいに活躍します。

今回はチラシ制作において使用頻度が高そうな機能をご紹介致しましたが、ご紹介した機能以外にも「Adobe Dimension」のオブジェクトに利用できる「マテリアル」、線やオブジェクトをデジタルブラシに変換してくれる「ブラシ」、カメラで撮影した画面の一部が、三角形や四角形などといった任意の図形にトリミングパターン化として生成される「パターン」などいろいろな機能が搭載されています。

チラシなどの印刷物に「手書きフォント」を使用してオリジナリティを出すことも可能ですので、是非お問い合わせください。

 

また、デザイナーにはとても便利なアプリですので、是非一度、使用してみてはいかがでしょうか。

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