Webデザインの仕事にフリー素材写真は便利で欠かせない存在です。
長年、写真ACやAdobe Stock(アドビストック)などのでフリー素材サイトで日常的に画像検索をしてきましたが、最近は「AI生成画像」が増えてきました。
AI生成でない自然な写真を探している時にも、検索一覧に多くのAI生成画像。
お目当ての画像を見つけるのに時間がかかるようになり困っていましたが… 簡単にAI生成画像を除外できることが判明し、作業時間短縮になりました♪
この記事の目次
AI生成画像は美しいけど、個人的にはなんだか違和感
どんなにAIが進化しても、私はやっぱり「人」が撮った写真が好きだなと感じます。
AI生成の人物写真に感じる違和感
↑こちら、AIで生成された女性たちの写真。
完璧な顔立ちと爽やかな表情が綺麗ですね。
髪の毛や光の感じ、服のシワなど…ほぼ本物の写真のようなクオリティ、「AIもここまで進化したか!」と感動的です。
ただ… 私はこの理想的すぎるAIの美しさに、スマホの加工アプリで撮った写真を見た時のような違和感を感じてしまうのです。
↑こちらは、「人」が撮った写真。
AIと同じくらい整った顔立ちのモデルさんたちですが、AIに感じる違和感は一切ないですね。 ナチュラルな美しさに心を掴まれます。
違いが出にくい家具の写真でも少しだけ違和感
個人的に、AI生成かどうか一番わかりにくいのは家具やインテリアの写真です。
フリー素材では、ショールームのように綺麗に整えられた部屋の写真が多いからでしょうか。
さらに家具は直線的なフォルムが多いので、AIで作りやすいのかもしれません。
↑こちらAI生成画像です。
↑こちら人が撮った写真です。
AI生成画像も一瞬本物に見えるくらい、かなり高いクオリティです。
それでもわずかな違和感を感じてしまうのは、滑らかすぎる質感のせいでしょうか。
家具のAI生成画像は小さくなら仕事で使うことがありますが、まだ大きくメイン画像として使ったことはないですね。
若者もAIに違和感を感じていた!
とはいえ、AI生成画像に違和感を感じているのは私だけかもしれません。
年齢を重ね、時代について行けていない可能性もあります。
確認のため、大学生にAI生成画像を見せて聞いてみました。
大学生は画像を見るなり 「結構リアルだけど、なんか綺麗すぎるしAIだってすぐわかる!」 と、同じように違和感を感じるとのこと。
若い世代は小さい頃からプリクラやSNOW(スノー)などの加工アプリを日常的に使ってきています。
「加工」を知り尽くしているからこそ、AIを見抜く力が高いのかもしれません。
そもそも40代の自分の感覚は大事
今回は若者とも同じ感想でしたが、もし若者と意見が割れたとしても…
40代の私が感じる違和感はWebデザイナーとして見過ごしてはいけません。
40代は消費活動が活発で、多くの広告のメインターゲット層です。
私が違和感を感じたままデザインに使うと、ターゲットにも違和感を感じさせてしまう可能性は高いです。
年齢を重ねると「自分の感性が古いのではないか?」と自信がなくなりますが、これからも自分の感覚に素直にデザインしていきたいと思います!
AI生成画像を除外する方法
私のお気に入りフリー素材サイト、写真ACとAdobe Stock(アドビストック)で簡単に検索結果にAI生成画像を除外する方法をお伝えします。
写真AC
写真ACでは、AI生成画像を除外できます!
キーワードを入れる前に除外する場合
検索バーのところにある「絞り込み▼」をクリックして、ドロップダウンリストから「AI生成ツール使用素材を除く」にチェックを入れるだけです。
キーワードを入れた後に除外する場合
Adobe Stock(アドビストック)
Adobe StockでもAI生成画像を除外できます。
まず、一度検索をかけると左上にフィルターマークが現れるので、クリックしてフィルターを表示させます。
フィルターの選択項目の下の方の「画像生成AI」の「AI生成画像を除外」チェックしてください。
(最初の何も検索していない状態から除外することはできません。)
人の心を掴むデザインを追求する
Webデザインの仕事は、コンピューターの機能を一切使わないということはできません。
むしろ、大部分をコンピューターに頼った仕事です。「本物」を一切入れずに完結することもできます。
ただ、その無機質なデザインの中に、
- 実際に撮った写真や動画
- 手描きのイラスト
- 手書きの文字
などを入れることで、人の心を掴むことできるのだと私は思います!
デザイナーとして人の心を掴むために「本物」にこだわることも大事にしたいです。