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WEB・グラフィックデザインにおけるLGBTQの配慮

 

グラフィックデザイン部の営業、坂川聡です。

先日ある音声コンテンツでLGBTQについて拝聴しました。

こちら→ https://voicy.jp/channel/1295/1266672

LGBTQ…よく耳にする言葉ですがこれを機会にキチンと理解し、社会生活はもとより、今後のデザイン業務においても配慮する必要性やポイントがあると感じたので、ブログにまとめてみました。

はじめに

現代社会において、多様性と包摂性がますます重要視されるようになっています。その中でも、LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア/クエスチョニング)コミュニティへの理解と配慮は、弊社のようなWEBやグラフィックデザインの制作業務においても欠かせない要素となっています。

その必要性と具体的なポイントについて以下のようにまとめてみました。

LGBTQ配慮の必要性

社会的責任と企業イメージの向上

多様性と包摂性を尊重する企業は、社会的責任を果たしているとみなされます。LGBTQコミュニティに対する配慮が行き届いたデザインは、企業のイメージ向上にも寄与します。

消費者やクライアントは、多様性を尊重する姿勢を示す企業に対して高い信頼感を抱きます。

広範な顧客層へのアプローチ

日本におけるLGBTQの割合は、調査機関・調査方法によってデータにバラつきがありますが、現在では約3%〜10%と言われています。LGBTQコミュニティは社会の重要な一部であり、そのニーズに応えることは、より広範な顧客層へのアプローチを可能にするという事。新たな市場機会を獲得することに繋がります。

具体的な配慮のポイント

言葉の選び方に注意する

性別や性的指向に関する表現には細心の注意を払いましょう。例えば、男女の二元論に依存せず、性別中立的な言葉を使用することが重要です。「~君、~ちゃん」ではなく「~さん」と呼ぶ等。また、LGBTQに関する専門用語を正確に使用することも大切です。

ビジュアルの多様性を反映する

画像やイラストにおいて、異なる性別、性的指向、性自認の人々を積極的に取り入れることで、多様性を視覚的に示すことができます。これにより、すべてのユーザーが自分の姿を認識しやすくなります。

アクセシビリティの向上

ウェブサイトのアクセシビリティを向上させることは、視覚障害や聴覚障害を持つ人々にも配慮することになり、結果的にすべてのユーザーに対する利便性が向上します。

アクセシビリティ=「近づきやすさ」、「利用のしやすさ」、「便利であること」など

包括的なフォーム設計

ユーザーが情報を入力するフォームにおいて、性別選択肢を「男性」「女性」だけでなく、「その他」や「記載しない」などの選択肢を追加することで、多様な性別自認に対応できます。また、敬称の選択肢にも配慮しましょう。

LGBTQフレンドリーなコンテンツ

ブログ記事やニュース、キャンペーンにおいて、LGBTQコミュニティに関する内容を積極的に取り上げることで、企業の姿勢を明確に示すことができます。

LGBTQの歴史や重要な日(例えばプライド月間)について言及することも効果的です。

まとめ

WEBやグラフィックデザインにおいてLGBTQに配慮することは、企業のイメージ向上や広範な顧客層へのアプローチに繋がる重要な取り組みです。

しかし、これらの配慮をデザインという業務だけで取り入れるのは難しい面があるし、本来の流れではないと感じました。

一人一人が日々の社会生活でLGBTQに関心を持ち、行動や発言の際に配慮することで多様性を尊重する社会が醸成され、結果として業務に活かせるようになるのが正しい道筋なのではないでしょうか。

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