こんにちは、グラフィックデザイン部の藤田です。
今回は、今更だけど…コレって意味間違ってないよね?? …と言う様な印刷用語を集めてみました!
今後の制作物や打合せ等にお役立ていただければ幸いです。
業界には、それぞれ特有の業界用語が存在します。
印刷業界も同じで、業界特有の用語があります。
近年ではネット印刷が普及し、企業だけでなく一般の方もプロに印刷〜製本等を注文できる環境が整って来ました。
しかし業界用語も存在するため、間違った認識をしてしまうと、思わぬ結果になりかねません。
この記事では、印刷物を作る際に知っておきたい印刷用語をご紹介します。
この記事の目次
デザインに関する用語
角版
写真を使うとき、背景などを切り抜かずに四角いまま使うことを角版と言います。
反対語は切り抜き。
校正
原稿や修正指示等と比較し、間違いないかを確認する工程のことです。
校正記号も記入の仕方があるので、必要であれば調べておきましょう。
色校正(色校)
制作したデータを試し刷りし、思った色で発色されているかを確認する工程のことです。
基本的に本番の印刷機と紙で試し刷りをしますので、オフセット印刷などでは特にコストがかかります。
校了
すべての修正が終わり、あとは下版して印刷してOK!
という状態になることを校了と言います。(※下版:印刷へデータを渡すこと)
簡易な修正のみなど、修正後のチェックなく校了することを責了と言います。
トンボ
印刷範囲や断裁の範囲を示すカギ括弧のような印です。
各色を合わせて正しく印刷するために必要で、トリムマークとも呼びます。
紙や仕様に関する印刷用語
コート紙
表面をコート加工した紙で、全体にツヤがありテカテカしているのが特徴です。
マット紙
マット加工がされている紙で、比較的テカリが抑えられているのが特徴です。
斤量
用紙の厚さを示す単位が斤量(きんりょう)で、原紙1,000枚の時の重さ(kg)で示します。
数値が低いほど薄く、高いほど厚くなります。
折り
製本の作業工程の1つです。8ページの冊子は八つ折り、16ページの冊子は16ページ折りと呼びます。
他にチラシやDMなどの折り方にも二つ折、巻き三つ折り、観音折りなどがあります。
トムソン加工
トムソン型(木の型)を用いて型抜きをする加工のことです。自由な形で仕上げることが出来ます。
印刷の仕方や色に関する印刷用語
オフセット印刷
版につけたインクを一度ブランケットに転写してから紙に転写するという、間接的な印刷方法のことで、最も一般的な印刷方式です。大量に印刷する場合にも品質が一定に保ちやすいメリットがありますが、少部数だと単価が上がります。
オンデマンド印刷
パソコンで作成したデジタル組版データから、カラーレーザー印刷機によって直接紙に印刷する印刷方式です。
少部数の印刷でも価格を抑えることが出来ます。
CMYK
シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色によって表現する方法で、一般的な印刷で使われます。
色が混ざるほど暗くなり、黒に近づいていきます。
RGB
レッド・グリーン・ブルーの光の三原色によって色を表す表現方法で、主にモニター表示などで利用されています。
色が混ざるほどに白に近づいていきます。
RGBで作成したデータをそのまま印刷すると、色域の違いから多くの場合で色がくすむので注意が必要です。
特色
通常印刷のCMYKの色を組み合わせただけでは表現が難しい色を発色させるためにDICのカラーガイド等を使用し、その番号で指定したりします。
まとめ
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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