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食品ラベルを作りたい!注意するべき規格や表示義務とは

「食品ラベルを作りたい!注意すべき規格や表示義務とは」のアイキャッチ

こんにちは。
グラフィックデザイン部の中村です。

近年、企業以外にも農産物直売所や道の駅などにで、個人や小規模な業者によるお菓子やジャムなどの加工品販売が増えています。
ただし、食品ラベルの違反はとても罰則が重たいものです。自分で食品表示ラベルを作成しようとした場合、どのような点に注意して作成すればいいのでしょうか?
ほんの一部ではありますが、この記事で食品表示に義務付けられた規格や基準についてご紹介していきたいと思います。(2024.2月現在)

 

食品表示ラベルとは

まず食品表示ラベルとは、食品を販売するときに添付が義務付けられているラベルのことです。
「食品表示法」「食品表示基準」により、食品の種類ごとに記載すべき「表示項目」「内容」「レイアウト」などが細かく定められています。

法律で定められているため、購入した食品には必ず記載されています。
お手持ちの食品の裏面などを見てみると分かりやすいですね。

 

消費者庁のマニュアル

消費者庁のサイト画面

消費者庁が出している事業者向けのマニュアルはこちらです。
私も読んでみましたが、大変文字が多く…
○○の場合は△△で、××の場合は…など、さすが法律ですね。細かく定められています。

 

ラベルに必要な項目

食品ラベルに必要な要素は以下の通りです。

  1. 名称
  2. 原材料名
  3. 原料原産地名
  4. 原産国名(特定の場合のみ)
  5. アレルギー(2. 原材料名に内包)
  6. 添加物(2. 原材料名に内包)
  7. 栄養成分
  8. 内容量(内容重量・内容体積・内容数量)
  9. 消費期限(賞味期限)
  10. 保存方法
  11. 消製造者(もしくは加工者・輸入者・販売者)
  12. その他(食品ごとに必要な項目)

 

基本的なルール

ラベルを表示する際には以下を守る必要があります。

  • 包装箇所の見やすいところに表示する。
  • 容器を包装などで包む場合、以下のいずれかの対応が必要。
    1.外装に必要な表示をする。
    2.容器の表示が外装から透かして読めるようにする。
    3.外装で隠れないようにする。
  • 表示に用いる文字、枠の色は背景の色と対照的な見やすい色とする。
  • 文字の大きさは8pt以上(表示可能面積がおおむね150c㎡以下の場合は5.5pt以上)
  • 項目名は、各項目にて指定されたもの以外の使用は認められない。
  • 栄養成分表示を除く、基本的な表示は定められた様式の通りに書く(一括表示という)
    ただし、まとめるのが難しい場合は違う場所に表示し、その場所を一括表示内に記載することが可能。

…非常に多くの知識や注意点が多くてとても大変!
不安なときは以下の便利なサービスを使ってみるのもどうでしょうか?

 

食品表示ラベルの作成に便利なサービス

スマート食品表示

スマート食品表示のサイト画面

こちらスマート食品表示というサイトで、原材料と食品の情報を入力するだけで、食品表示ラベルに必要な計算を全てやってくれます。
こちらは有料で一番安いプランが2,480円/月で、それ以上のプランもありますが商品と原材料の個数の違いなだけで機能は同じ。さらに無料で14日間利用することができます。
難しい計算をして貰えるだけでなく、無料でお試しも出来るのは安心ですね。

栄養成分ナビ

栄養成分ナビゲーターのサイト画面

江崎グリコ株式会社が出している栄養成分ナビというサイトで、無料で使うことが出来ます。
成分表示に関する一部である栄養成分の計算が出来ます。
ただし他のことは出来ないことと、栄養成分も用意された数値しか使えないので実際の数値が使えないというデメリットがあります。
目安として使えるかもしれないですね。

代行業者に任せる

お金が掛かってもいいから全部お任せしたいという方は、思い切って代行業者に任せてしまうのはどうでしょうか。
正確な結果を出せる反面、たくさんの業者があり費用もそれぞれなので自分に合った会社を選ぶことが大変かもしれないですね。また、正確ゆえに時間も掛かるかもしれません。

 

最後に

こちらで紹介したのは、ラベルに関する決まり事のほんの一部でした。
これからラベルを作ろう!という方に少しでも参考になればと思います。

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