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最近のSDGs関連について、まとめてみました。

こんにちは。総務部の栗崎です。
「SDGs」という言葉も定着してきた感じはありますが、株式会社クロス・マーケティングが全国18歳から69歳の男女2,500人を対象に実施した調査結果によると、「SDGsという名称も内容も知っている」「SDGsという名称は聞いたことがある」と回答したのは、全体の82%だそうです。認知度が高い理由としては、テレビやwebのニュース、テレビCM、新聞、会社、学校などを介してSDGsの情報に触れる機会が増えたことにあるようです。
では世界情勢が目まぐるしく変わっていくなか、実際の進捗はどうなのか、各国の状況とあわせて調べてみました。

 

世界のSDGs達成度

2015年にSDGsが公表されてから、世界ではさまざまな取り組みが行われていますが、達成状況はどうなってるのでしょうか。『Sustainable Development Report』によると、2015年から2019年までに世界全体でSDGsの達成度は向上していました。(SDGs指数の年平均スコアは0.5ptのペースで上昇) しかし新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより、2019年から2021年にかけてはSDGsの進捗は見られず、SDGs指数の平均スコアは2020年からわずかに低下してしまいました。

つまり、現在世界ではSDGsの進捗は停滞していると言えそうです。また2019年までの年平均スコア0.5ptのペースであっても、2030年までにSDGsを達成するには遅いペースであるため、より積極的な取り組みが必要のようです。

 

主要国所得階層別分類(※1)別に見ると、下記のような結果となっています。


(※1)
低所得国LICs:Low Income Countries):国民一人当たりのGNIがGNIが1,005米ドル(約11万円)以下の国
低中所得国LMICs:Lower Middle Income Countries):国民一人当たりのGNI1,006米ドルから3,955米ドル(約43万5,000円)までの国
高中所得国UMICs:Upper Middle Income Countries):国民一人当たりのGNIが3,996米ドルから12,235米ドル(約134万5,000円)までの国
高所得国HICs:High Income Countries):国民一人当たりのGNIが12,236米ドル(約134万6,000円)以上の国

 

低中所得国は、2019年まではSDGsの達成ペースは速かったにもかかわらず、2019年以降スコアは激減し、わずかに低下してしまいました。その結果世界全体として、SDGs指数も減少してしまったようです。SDGsの進捗が停滞している理由として、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などがありますが、まだすべての影響を捉えていないため今後も停滞していると評価される可能性は大いにあるかもしれません。またウクライナで起きている戦争の影響は、最新のデータではまだ反映されていませんが、2022年以降の経済成長の大幅な減速に影響を与えると予想されています。すでにエネルギー価格の上昇と食料のサプライチェーンの途絶は、世界中に大きな影響を及ぼしています。
つまり、2030年までにSDGsを達成するためには、これまで以上にSDGsにより積極的に関わっていく必要があるということです。

 

SDGs達成度ランキング

昨年に引き続き、SDGs指数の1位はフィンランドでした。2位以降はデンマーク、スウェーデン、ノルウェーと北欧3カ国が続きました。またフィンランドや北欧諸国は、最新の「世界幸福度報告」でも最も幸福な国であると評価されており、様々な面で見習うべき存在です。SDGs指数の上位10カ国はすべてヨーロッパにあり、そのうち8カ国はEUに加盟しています。これらの国でもまだまだ大きな課題が残っているものの、経済、社会、環境という持続可能な開発の3大次元での強力なパフォーマンスに寄与していると見なせるでしょう。

SDGs達成度の最下位は東アフリカに位置する国家、南スーダンでした。南スーダンは2011年7月に、スーダン共和国からの分離独立を果たし、「世界で一番若い国」となりました。しかし、独立を果たしたわずか2年後には2013年、再び国内で紛争が激化し、その後も停戦と紛争が繰り返されました。2020年2月には暫定政権が発足しましたが、議会の設置や統合軍の結成など合意内容の実現は遅れています。南スーダンは現在、非常に困難な状況に陥っており、国民は国内外の難民キャンプに身を置いている状態です。このようにSDGsを達成している国とSDGsにまだまだ取り組める状況ではない国の差は明らかであり、私たちはあらためて「世界全体で」協力をし、一丸となってSDGsに取り組んでいかなければなりません。

 

日本のSDGsランキングの順位

 日本の2022年SDGs達成度ランキングは19位(スコア:79.6)です。19位と聞くと一見高順位のように思えますが、実は2022年がこれまでの日本のランキング順位で最も低い順位でした。

年順位(スコア)
2016年 18位(75.0) 2017年 11位(80.2) 2018年 15位(78.5) 2019年 15位(78.9) 2020年 17位(79.1) 2021年 18位(79.8) 2022年 19位(79.6)

17の目標のうち、日本では「達成に近づいている」が2つ、「課題が残っている」が5つ、「重要な課題が残っている」が5つ、「大きな課題が残っている」が5つとなっています。

 

日本で取り組みが遅れている目標

取り組みが遅れている課題は以下の通りです。

・SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
・SDGs目標12「つくる責任 使う責任」
・SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」
・SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」
・SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」

これらは『Sustainable Development Report』において「Major challenges remain(大きな課題が残っている)」と評価されている目標です。日本は先進国とはいえ、約3分の1の目標はまだ達成にはほど遠いのが現状です。とくにSDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」が大きな課題として残っている先進国はあまりなく、日本がいかに先進国の中でもジェンダー平等に遅れをとっているかがわかります。日本でSDGsを達成していくために、今以上に取り組みを推進していく必要性があるでしょう。

 

まずはSDGsに興味を持つために

以前のブログでも紹介しましたが、クロスカードゲームというのを社内で定期的に行っています。クロスカードゲームは、トレードオフカード(SDGsに取り組むにあたって発生した課題が書かれたカード)とリソースカード(課題解決のために有効活用し得る人・モノ等が描かれたカード)の2種類があり、リソースカードに描かれているアイテムを使い、トレードオフカードに書かれている課題を解決していくゲームです。

出典:金沢工業大学SDGs推進センター 
https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/topics/2021/0423.html

 

以下は実際にゲームをしながら考えた解決策の一部です。

 

トレードオフカード → 親が教育熱心すぎて児童虐待として通報されかけた(質の高い教育をみんなに)
リソースカード → 「アニメ」「ゲーム」「おもちゃ」「リサイクル技術」
解決策 → アニメやゲームを利用し親子が一緒に楽しみながら学習をする様式に変える。既存商品ではないおもちゃも利用する。身近な物、廃品などをリサイクルし、どのように遊ぶのかを自発的に考えそれを実行するという質の高い教育が行われるようになることで、この問題は解決!

 

トレードオフカード → 衛生管理(手洗い・うがい)のために水を大量に使ったら、飲料水が不足しそうになった(安全な水とトイレを世界中に)
リソースカード → 「スポーツ」「人材交流」「料理」
解決策 → 手洗いとうがいで衛生管理をするだけでなく、スポーツをすることで体力がつき免疫力も高められる。また、強い身体を作り抵抗力をつけるために国際的な人材交流をする。交流の中で、衛生管理に関する情報交換を行う。そして日頃から栄養バランスの取れた食事をとることで、手洗いとうがいに多くの水を使わない衛生管理に繋がり、飲料水の不足を防ぐことが出来る。ということで、この問題は解決!

 

トレードオフカード → 途上国で農業支援をして支援対象の農家の収穫量は増したが、そのせいで農作物の1つ当たりの値段が下がり、支援対象外の農家の収入が減り始めた(.飢餓をゼロに)
リソースカード → 「ロボット」「VR」「お笑い」
解決策 → 支援対象外の農家に農業ロボットを貸し出して生産量を増やす。さらにVRで収穫体験ができるサービスを行い、お笑い芸人などの番組で取り上げてもらうことで、知名度と売り上げを上げていくことで、この問題は解決!

 

トレードオフ(両立できない関係性)の課題は、仕事や私生活でも直面することがあります。全く脈絡のないリソースカードを組み合わせながら、A案かB案ではなく、WinWinなC案を導き出す考え方を、ゲームを通してSDGsを理解しながら体験できると思います。

 

SDGsに最初から興味がある人だけが取り組んでも、SDGsは達成できません。また、達成には専門的知識も必要ですが、知識があるがゆえに見えなくなることもたくさんあります。SDGsについて学習しようと構えるのではなく、楽しみながらゲーム感覚で考えていたことが、実はSDGsへの第一歩だったというふうになれば、取り組みも進むのではと思います。

 

 

SDGs専用ページの導入を、おススメします!

[企業のイメージアップ] 社会貢献の取り組みを行っていることをPRすることで、信頼感の訴求や企業のイメージアップにつながります。

[貢献活動の報告] 実際にどのような活動を行ったのか、会社の取り組み事例などを報告することで、最新の情報を伝えることができます。

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[新規取引先開拓や既存の取引先に対してのアピール] 新規取引先開拓の際や既存の取引先対しても貴社の取り組みを専用ページでアピールでき、今までに無かったビジネスチャンスも生まれます。

 

企業としてSDGsに取り組んでいるのであれば専用ページを制作し、ユーザーに対して専用ページを持つことでいろいろな意味でメリットにつながります。SDGsに取り組まれているのであれば、是非専用ページをご検討ください。

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