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住宅再建!! 建てる前に必ず知っておきたい3つのポイント

住宅再建

こんにちは、クリエイティブデザイン事業部の出田です。

熊本地震から早1年7ヶ月。
私の家は震源地からほど近く地震の被害が大きく、大規模半壊の判定を受けて
数ヶ月前に解体せざるえなくなりました。

そこでこの度、住宅再建のために建て直しを検討しています。

ただ
「建て直すってどうしたらいいの?」
「家を建てるにはどれくらいの費用が必要なの?」
「どこにお願いしたらいいの?」

などなど分からないことだらけで頭が

パァーンッ!!

ってなりそうだったんでとりあえず手始めに展示場を駆けずり回って
工務店や設計事務所にお話しを伺いに行ってある程度の情報や知識が出来てきたので
どのような所に気をつけて建設していくかをご紹介したいと思います。

1. お金(予算)

やはり1番はお金(予算)になります。
いくらまでなら払えるのか?
総額だけに目がいきがちですが35年でローンを組んだ場合、
利息も含め月々の返済額がいくらなのかが大きく影響します。
金利も「変動金利」 「固定金利」 「フラット35」 などあります。
このあたりも固定やフラット35のほうが決まった金利で安心するようにも思いますが
その分金利も高いですし、このご時世「変動金利」にしてても
金利が上昇しにくいので現状で一番金利の少ない変動でも有りかなと思います。

例えば、3,000万円を30年間で返済した場合、金利が1%違うと
返済額の総額は500万円以上多くなります。
金利が高いほど、毎回の返済額も多くなり、返済額の総額も多くなります。
たとえ1%の違いでも、総額で見ると大きく違うことがわかります。

現在の金利を調べて、自分の年収など把握したら
そこから逆算して総支払額をシミュレーションすることができます。
それがこちらの住宅保証機構の住宅ローンシュミレーションです。


住宅ローンシミュレーション

住宅ローンシミュレーションはこちら

住宅の価格を決める際、よくある坪単価00万円は住宅会社によって
入っている内容が違うので参考になりません。
・建物本体工事費0000万円
・外構費000万円以外に
諸費用として住宅ローンの諸費用・登記費用・火災保険・地盤改良費
・屋外給排水工事費用・仮設工事費用・照明・カーテンなどで
だいたい+500〜600万は掛かります。

参考にならないというのは建物本体工事費の中に設備や床材、キッチンなどのグレードのオプション費用・さらには上記の屋外給排水工事費用なども含まれたりそうでない場合があることがあるからです。

計算する際は全て込みの金額で計算してみてください。

2. 木造か鉄骨か?

ある程度予算が決まったらあとはどのような家にしたいか?になります。
そこでまず確認したほうが良いいなと思ったことは

木造住宅か鉄骨住宅か?

木造住宅か鉄骨住宅か?

木造か鉄骨かは大きく影響してきます。
扱ってるメーカーも違いますし話しを進めるに当たって、
「やっぱり鉄骨で」「木造に変更で」みたいなことができないからです。
(両方扱う大手ハウスメーカーなら可能)
じゃあ、具体的に何が違うのか?

木造住宅 鉄骨住宅
工法 木造軸組・2×4
2×6・木質系ユニット
鉄骨軸組4
鉄骨系ユニット(プレハブ)
メリット 鉄に比べて落ち着く
断熱性が鉄より高い
固定資産税が安い
基本的には木造のほうが安い
設計の自由度が高い
吸湿性、断熱性に優れているため、
鉄骨造の家よりも住み心地が良い
リフォームしやすい
基本的には木より頑丈
耐震性がある
耐火性がある
工期が短い
法定耐用年数は鉄が上
(木造が22年、軽量鉄骨造が27年)
シロアリ費用が安い
デメリット 工期が少し長い
家の仕上がりは
職人の技術に依存する部分が大きい
害虫や気象災害による劣化
断熱性能が木より悪い
固定資産税が高い
地盤補強費が木よりも高い
基本的には鉄骨のほうが高い
夏は暑く冬は寒い

※メーカーによっては当てはまらないものもあります。

3. 住宅会社選び

住宅会社を選ぶ

住宅会社を選ぶ

木造か鉄骨を選んだら次は住宅会社選びです。
住宅会社を選ぶにあたって大きく3つに分かれます。
「ハウスメーカー」「地場の工務店」「設計事務所」です。

ハウスメーカー

3-1. ハウスメーカー

ハウスメーカーは住宅総合展示場やテレビコマーシャルなどで見かけることも多く、
家づくりの依頼先として、最初に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
実際に私もそうでした。
会社によって規模はさまざまですが、大手と呼ばれるハウスメーカーは、
全国に支店を持ち、年間の施工棟数が2万棟以上という会社もあります。

ちなみによく大手と言われるハウスメーカーは
・住友林業・積水ハウス・セキスイハイム
ダイワハウス・三井ホーム・ヘーベルハウス
・ミサワホーム・パナホーム等です。

メリット:安心と安定

ハウスメーカーは設計から施工まで一貫して行い、自社工場で部材を加工して現場に搬入したりしているので納期の短縮や品質の安定化を実現しています。工場で組み上げてくるので大工の腕に左右されることが少ないです。構造計算をしっかりしていたり、制震システムや断熱性にこだわってるところが多いので耐震性や断熱性などのトータルの性能は高いです。あとはなんといってもアフターに優れています。地場の工務店は躯体保証が10年に対し、大手ハウスメーカーでは20年30年が当たり前です。今回の熊本地震でもアフターの差が明確に出ていたそうです。

デメリット:高価格

会社規模の大きさからCMなどの広告費や全国の住宅展示場を持っていたりとその分の費用が価格に反映されています。設計の自由度も会社によりますが、規格化されて自由度が低い場合が多いです。規格からはずれた間取りになるとビックリするぐらい金額が跳ね上がるので慎重に進めたほうがいいです。

工務店

3-2. 地場の工務店

今回住宅会社を回るまで工務店やハウスメーカーなど違いが分からなかったのですが平たくいうと大工さんのいる建設会社といったところでしょうか。規模も様々で全国規模でフランチャイズの工務店もあれば地場で数十年やっている工務店もあります。

メリット:地域密着で個性と対応力がある

規格商品を持つハウスメーカーとは違い、仕様やプランの制限がないことが多いので、敷地の条件や施主のこだわりに合わせた家づくりに対応しやすいという優位性があります。本当はコストが安いという事もあるんですが今回の熊本地震で人件費や部材費が高騰し、かなり値上がりしているので現状はあまりメリットとは言えなくなってきています。

デメリット:品質のバラツキや保証の短さ

工務店は大工さんがコツコツと組み立てていくので当たり外れが多いようです。
職人は一人一人腕が違うのでどうしても上手な職人さんとそうでない職人さんがいるので少し心配です。また、フランチャイズに加入し、特定工法・設備を前面に押し出している工務店は、ハウスメーカーと同様に仕様のレベルで設計の制約を受けます。あとは設計事務所でも同じ事がいえるのですが、ハウスメーカーで標準の耐震等級3の取得や長期優良住宅の認定・構造計算などをやってないところも結構あり、同じ仕様に持って行くと数十万から300万近く値段が上がる場合があるのでイニシャルの金額だけに捕らわれず、トータルで比較することをオススメします。

設計事務所

3-3. 設計事務所

住宅の設計はハウスメーカー・工務店・設計事務所が行っていますが、
唯一設計事務所だけが建築工事を行わず、純粋に設計業務だけで利益を得ています。

メリット:デザイン性の高さ

設計事務所は名前の通り1級建築士が敷地の条件や施主のこだわりをしっかりと考慮して
作成するデザイン性の高さです。施工に係る制約を受けずにこだわりの住まいができます。

デメリット:住宅性能の不安と設計にかかる費用と時間

一概に言えることではないですが設計事務所はデザイン性の高さから住宅の耐震性や断熱性が後回しになる傾向があります。ただ事前にしっかり性能のこだわりを伝えれば考慮してくれると思います。あとは設計事務所ですので設計にかかる費用はハウスメーカーや工務店に比べて高めの印象がありますし、ひとつひとつ決めていくので時間も掛かるようです。

6.まとめ

以上、建てる前に必ず知っておきたい3つのポイントをご紹介いたしました。
いかがだったでしょうか?
このように、注文住宅を建てる会社には、それぞれの強みや得意分野があります。
住宅会社を選ぶにあたり、ハウスメーカーや工務店・設計事務所の
それぞれの独自のセールスポイントを考慮して価格とのバランス、さらには断熱性や耐震性などの住宅の性能やメンテナンスまでトータルで考えると良いと思います。
その中で自分達がどのような家を建てたいのか?
しっかり優先順位をつけて決めていきたいですね。
それでもやっぱり悩む事になると思うので自分たちの希望する
家を建ててくれそうな会社から数社相見積もりをとることをオススメします。

ホントはまだまだあるのですが長くなるのでこの辺にしときます。

しかしながら、かく言う私も試行錯誤で右往左往してる状態です。
私は地震でくずれた家なので耐震性は重要視したいと思います。
一生に一度の一番の買物になりますので
後悔しないような住宅再建を目指したいと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。

黒光り研究員 ピータン出田

住宅

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