こんにちは。WEBデザイナーのおおさこです。
SNSでいいねがもらえる、効果的なイラストのかき方。今回は「視線誘導」について書かせていただきます。
SNSにはたくさんの魅力的なコンテンツがたくさんありますから、その中で埋もれてしまわないように視線誘導を上手に使っていいねを獲得してしまいましょう!
視線誘導とは?
まず、視線誘導とはなにか。かんたんに言うと、絵を見る人の視線を意図的にコントロールすることです。
見てほしい部分に視線を集める(誘導する)こと、それ以外のものには視線を誘導しないことの2つの誘導方法があります。
なんだか難しそう…ですが、そんなことはありません!たった2つのことを意識するだけで、今あるイラストがもっと魅力的な作品になりますので、ぜひ取り入れてみてください。
その中でもかんたんに、効果的に視線誘導を成功させる方法を紹介します。
1.テーマに沿ったトリミングをする
伝えたいこと、見てもらいたいことを大きく見せることで、より分かりやすくする方法です。
たとえば、こんなイラストがあったとします。
美味しそうにりんごを食べる表情を見て貰うために顔を画面の中心に持ってきていますが、なんだか上部分がスカスカして寂しい印象になってしまいます。
そこで、こちらをトリミングしてみると…
しろくまの表情がより豊かにみえる構図となりました!
コツとしては、画面を縦と横に3等分した線をイメージして、見てほしい部分をその交差点上に来るように配置することです。これは三分割法という構図で、とても効果的に視線誘導することができます。
2.コントラストを上げる
2つめは「コントラストを上げる」ことです。人間の目は明暗差(コントラスト)にとても敏感です。たとえば、真っ白な画面に黒い点が一つあるだけで、自然と目線はその点へと動きます。これがコントラストでの視線誘導のやり方です。
たとえば、こんなイラストがあったとします。
メインのしろくまより周りの背景の方が目立っているので、なんとなくごちゃついた印象に…。ずっと見ていると目が疲れてしまいそう。
こちらもコントラストを上手く使って修正してみると、こうなります。
自然としろくまが際だったような印象になりました。
コツは、しろくまの顔周り(見てほしい部分)を濃い色にしてコントラストを強めること。逆にそれ以外は色を薄くすることによって視線を誘導しない。この2つでよりメインを引き立たせることができます!
さいごに
いかがでしたか。
今回は「イラストの視線誘導について」ご説明しました。
なんとなく難しそうな視線誘導ですが、案外簡単にできてしまいます。
ぜひ取り入れてみてください。
次回は、「イラストの構図」についてご説明します!