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会計感覚で家計簿を~ のススメ

こんにちは。
総務・経理部の栗崎です。

唐突ですが皆さん、家計簿つけてますか?

お金の収支をはっきり認識するためには、大事ですよね。
仕事柄、売上や経費等お金関係に携わることが多いのですが、家計に関しては、もっぱら「我が家の財務大臣」任せであります。(汗)

ところで「複式簿記」という言葉、聞いたことあるでしょうか?
企業会計で取引記録に使う帳簿方法のことです。

収支を記録するという点では家計簿と似ていますが。。。

●家計簿との違い

家計簿では、
10月10日 1週間分の食費 10,000円
10月11日 ジュース代      120円

というように、現金を使った日でお金の動きを記入していきます。
※現金主義といいます。

それに対して複式簿記では、
10月10日 食料品を10,000円分購入[1]
10月11日 ジュース代   120円
10月12日 [1]で買った食料品のうち2,000円分消費
10月25日 [1]で買った食料品のうち1,000円分を廃棄(賞味期限切れ)

上記のように一週間分の食費は、使用した目的に分解していきます。

家計簿では、お金を払った日にその金額全てが「食費」という費用になります。
複式簿記では、支払ったお金が一旦「食料品」という「資産」に変化し、その「資産」を実際に食べた日や処分した日に「費用」として処理されます。
※発生主義といいます。

●複式簿記で家計簿をつけると…

例えば、10月にスーパーで特売のビールを10ケースまとめ買いしたとして、
家計簿では
10月〇日 食費(ビール) 30,000円
と記入します。

でも、そのビール、今月で全部飲んじゃいますか?
翌月も、翌々月も飲みますよね??(アル中でなければ…笑)

そのまま家計簿につけると、その分だけ10月は食費が上がってしまい、来月、再来月はビールを買わない分、お金が減らないことになります。「食費が先月より浮いたから、11月はちょっと贅沢を…」というのはおかしな話で、先にお金を払っただけですので、お金が浮いたというわけではありません。

これを企業で考えてみると、
「今年は利益が〇〇〇万円出そうだ。このまま計上すると税金でもっていかれるので、〇〇〇万円を使って社内のパソコンを新調しよう!」という事と同じです。これが、まかり通ったら、税金を徴収する国はたまったもんじゃありませんね。

●減価償却とは

パソコンを買ったときは、お金がパソコンに変わっただけで、費用はゼロです。
ただし、毎日使っていれば消耗もしてきます。耐用年数に応じて「〇年間に分けて費用として計上してもよい」とう計算をします。
これが「減価償却」という考え方になります。

この考え方を家計にも取り入れることで、例えば車を買った月やその年は赤字ということではなく、車を使うあいだ、買った車の消耗分だけを費用として計算していきます。「240万円の車を買ったとしたら、10年使うとして毎年24万円ずつ、毎月2万円ずつ費用として計算する」という事になります。そうすることで、毎月の費用のムラがなくなり、本来のその月の収支を明確にすることが出来ます。

●支払ってないお金の把握で…

例えば、毎年3月に1年分48,000円の会費を後払いするスポーツジムに入会したとします。
その場合、毎月お金を支払ってないだけで、実際は48,000円÷12ヶ月=4,000円が毎月発生している事になります。
それを毎月の費用として把握することで、「発生主義」で家計簿をつけることができます。さらに、毎年払う自動車税や保険料そして2年あるいは3年に1回の車検代なども毎月の家計に反映させれば、お金を確実に残していくために毎月の固定費を見直したりと、家計のやり繰りにも繋がっていきます。

●まとめ

買ったモノを毎日キチンと記録していくことはなかなか大変ですが、今ではアプリ等も充実し簡単に操作できるモノもあります。(知りたい方はググってくださいね)
どんぶり勘定ではなく家計簿を、さらに複式簿記でつけていくことができれば、お金の管理に対しての考え方も変わり、家計のキャッシュフローも改善される!…かもです。

★ちなみに…

弊社ではホームページ制作等の商品を取り扱っていますが、目的や機能により以下のような会計処理に区分されます。

・コーポレートサイト→広告宣伝費等
自社PRなど広告のために作成されたものです。ただし使用期間が1年以上(※)の場合は、使用期間に応じて均等に償却しなければなりません。
(※)1年以上まったく更新がなく、作成したままのサイト。1年以内にコンテンツの追加やお知らせ等の公開、サイト自体のデザイン変更等の何らかの更新があった場合は、「使用期間1年以上」に当てはまりません。

・ECサイト→ソフトウェアとして資産計上(耐用年数に応じて毎年均等に償却)
高機能なシステム(オンラインショッピング機能や商品検索機能等)が搭載されたものです。

・ホームページ運営にかかる費用→通信費/広告宣伝費/支払い手数料等
ドメイン代、サーバー代、広告運用費用、SEO対策費用などです。

※会計処理に関しましては法改正等で見解が変わる場合がありますので、詳しくは税務関係の専門家にご確認下さい。

*国税庁/法令解釈通達 https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/menu.htm#a-syotoku

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